合同会社には肩書がない

合同会社の大きなメリットのひとつに社員ひとりひとりの肩書がないという点があげられます。
通常、株式会社であれば会社設立にあたって取締役を決めたり、取締役会を設けるなら監査役を置くなど役員が中心になって進めていきます。
出資も役員が行っているケースがほとんどなので、経営自体も役員がリーダーシップを取りますしプロジェクトの決定権も持ちます。
また各部署に部長、課長、係長を置き、ピラミッド型の組織を作り上げ社内の秩序を整備しています。

しかしこのやり方は秩序を守りやすい反面、新しい発想が生まれにくいデメリットもあって、たとえば新入社員は上司に対してなかなか自分の意見を言いにくいと思いますし、雑用に追われて仕事をなかなか覚えられないという状況にもなりかねません。
また、残業が続いたとしてもクビになるのを恐れてなかなか言い出せなかったり、セクハラ行為があっても我慢しなければならなかったり、今社会問題になっているたくさんの原因を招いてしまう可能性もあるのです。

その点で合同会社は社員全員が出資者であり有限責任社員となりますから、特別な肩書を持っている人がいるわけではありませんので、誰でも平等で自由な意見が言いやすい環境になっています。
人事の決定を誰かが一任しているわけではありませんし、ひとりだけに過度な残業をさせたりする理不尽なことも起こりにくい環境です。
たとえそのような状況になったとしても自身も出資者なので、強気に意見を言い合うことができますし、肩書がない分自分のやりたい仕事を全力で取り組めるのです。

ただ他企業とのつながりの中で会などに出席する場合は代表となる人物が必要になりますので、合同会社は代表社員という形でみんなの代表を決めます。
代表社員はあくまでも全社員の代表という立場ですから、特別な権限を持っているわけではありませんし、人事などの決定権もありません。
このようの肩書のない自由な環境が合同会社のメリットなのです。