合同会社は配当が自由に決められる

会社経営をするなら必ず覚えておかなければならないワードとして配当金があげられますが、これは会社の利益に応じて出す言わばボーナスのようなものです。
配当金と言えば株式会社が株主に対して出すものというイメージが定着していますが、これは出資者に対して出されるもので、必ずしも株主のみに出されるものではありません。
したがって合同会社でも配当金を出すことができますし、実は合同会社には配当金に関するメリットもあります。

たとえば配当金が100万円あった場合、株式会社では出資した割合が優先されますので、もっとも多く出資した人からたくさんの配当金がもらえるシステムになっています。
Aさんが70パーセント、Bさんが20パーセント、Cさんが10パーセントの出資者とすると、100万円の配当金はAさんが70万円、Bさんが20万円、Cさんが10万円となります。
しかし合同会社の場合は必ずしも出資額に応じて配当する必要はなく、定款に定めておけば自由に配当の割合を変更することもできるのです。

たとえば出資の割合は先ほどの例と同じ状況だったとしても、BさんとCさんには特殊な技術があったのでその補填として同じ割合の配当にするということもできますので、Aさんが40万円、Bさんが30万円、Cさんが30万円というようなことも可能です。
これは合同会社の大きなメリットのひとつであり、ほかの会社形態ではできないことです。

また、合同会社には配当だけでなく役員を設置する必要がありませんので、わざわざ役員の任期などについての問題を考える必要もありませんし、株主がいるわけでもないので社内で決めたことは社内ですべて動かすことができます。
このように合同会社は外部からの影響が加えられることもなければ、決まり事も自由に設定できるので、これからの時代に合った会社形態になると思います。
実際に合同会社は増えていますし、これからもまだまだ増え続けていくでしょう。